仕事の目的は何なのか


皆さんは何の為に仕事をしているのだろうか。
最近、上司や後輩とそんな話しになった。


上司や後輩の話しでは、詰まるところが
「お金」の為にだ、ということだ。


売り上げを上げ、利益を上げ、
会社からも評価され、出世をすることで、
給料を上げていき、家族を養っていくこと。
結局は、個人的にどれだけの収入を得れるか、
それが重要であり、その為にいい仕事をする。




確かに、家族を養い、生活をする為。
そのことに異論は無い。
しかし、それが大前提というか、そのことが
目的なのだろうか。


“いい仕事”をしたいと思っている。
ごまかしではなく。
利益が上がればいいってものではなく。
仕事を依頼した側にも、された側にも、
どちらにとっても利益があるものがしたい
と思っている。



昔の近江商人の間では、“三方良し”という
言葉があったという。
「売る側」「買う側」そして「世間」の3方、
すべてにとって利益のある商売をしろ、という
意味である。
それがまた、商売を長続きする秘訣であると。


そんな仕事がしたいと思う。




なんの為に仕事をしてるかを改めて考えると、
僕の場合、仕事は「作品」なんだと思う。
形に残るものでなくても、納得のいく、
良い作品を作りたいと思う。
金銭的な報酬はその対価だと思う。


「儲けを度外視」というのでは無い。
やはり、良い作品にはそれに見合った報酬が
なければいけないと思うし、それが売り上げで
あり、給与となるのであれば、反映されなければ
納得がいくものではない。
しかし、「作品」あっての結果としての報酬で
ありたい。



上司や後輩からは「綺麗ごとだ」「格好良すぎる」
などと非難じみたことを言われたが、それのどこが
いけないのか、考えてみても分からない。
なんと言われても、そうでありたいと思う。


結果として、良い仕事をして、給与が上がることで
あっても、目的が「お金」で手段が「作品」であるのと
目的が「作品」で結果が「お金」であることは、
一見は同じように傍からは見えるが、その差は大きい
と思うのだが、どうだろう。