アップルの一生涯のファンに(2)


昨日の日記の続きです。


会社帰りに奥さんから電話があって、
iPodが戻ってきたと知らされた。
もしや、もう直ってきたのだろうか。
予想以上に早くアップルからiPodが戻ってきた。


いったい修理代は幾ら掛かったのだろうか。
急に不安に襲われる。


一応、あまり修理代が高いようだったら
前もって教えてくれるように書いてはおいた。
新しく買っても変わらないようだったら
買った方がいいかもしれない。


先日、iPodのバージョンアップと10GBに容量が
増えた上級機が出ると発表があったばかりだった。



一番恐いのは、新しく買うのと変わらない程、
修理代が掛かったにも関わらず、修理され、
請求書と一緒に送られてきた場合だ。
以前にそんな体験談を読んだ事がある。
そんな不安を抱えながら、家路に向かう足は
自然と早くなる。


いろんな事を考え、最悪の場合でもショックを
受けないように心を落ち着けて家のドアを開ける。




結果としては、あまりにも予想外のものだった。


iPodと一緒に同封されていた書類を読み進めて
いくうちに、胸の内に熱いものが込み上げてきて
夫婦揃って感動に包まれ、幸せな気持ちでいっぱい
になった。


本当に嬉しかった。
こんな扱いをされるとは全く思っていなかったので
その感動は一際大きく、もう笑いが込み上げてくる。
何度も読み返し、アップルの心意気を確かめた。



つまりはこうだ。


本来であれば90日間の保証は切れているので、
有償での修理であるが、今回に限り無償で修理した
との事。


恐らく保証が切れて間もないからではあるだろうが、
この計らいは、この3行の説明からは読み取れない程
大きなことだ。


洗濯をしたとは書かなかったが、きっと調べれば分かる。
洗剤が検出されるだろうから。
こんな故障のしかた、本当なら保証期間中でも有償と
言われても仕方がない。


携帯電話なんていかなる理由であれ、水没の場合は
全く保証してくれない。


よく見ると新たなシリアルナンバーが付いている。
つまりは全くの新品になっているではないか。
しかも充電済みのうえ、最新バージョンに中身が
バージョンアップしている。


本当に今回のアップルの対応は、送るときから
至れり尽くせりで、対応も早い。



「洗濯をしてしまった」というあまりにも絶望的な
状況の後に、こんな対応をされては堪らない。
もともと、夫婦で“マック派”ではあったが、
今回の事でアップルのことが堪らなく好きになった。


アップルは一生涯のファンを2人獲得した事になる。
もう、僕たち夫婦は一生マックを使う事を誓った。
アップルの宣伝も今まで以上に進んでするだろう。


現に今回の体験はお互いの職場で語っているし、
こうして日記にも書いている。
企業にしてはちょっとしたサービスなのかも
しれないが、この機械的ではない対応は、
扱う物がデジタルなものだけに非常に嬉しい。


この体験は絶対に忘れないだろうし、
アップルに恩返しをしたい気持ちでいっぱいだ。


ショッキングな事件が、こうした感動的な体験で
終われた事は良かった。