朝晩はめっきりと冷え込むようになった。
いよいよ観念して、冬用の掛け布団を
買いに行ってきた。
どうも出産に向け、準備するものが沢山
あるので自分のものなんかはあと回しに
してしまっていたのだが、さすがに冬は
越せない気はする。
奥さんの妊娠疑惑が持ち上がったとき、
僕はこっぴどく風邪にやられていたので
大事を取って、別々に寝ることにした。
風邪が治った後も、切迫流産の可能性が
あると言われ、間違って寝てるときに
お腹にぶつかっては大変だと、やはり
隣に寝るのは止めておいた。
結局、二人で寝てたセミダブルのベッド
は奥さんに明け渡し、今に至る。
余分な布団がなかったので、最初は家の
中で寝袋に潜り込んで寝る始末。
幸い季節は夏に向かって、暖かくなって
いたので助かった。
しかし、だんだんと寒くなる。
いや、その前に床が堅いという問題が
持ち上がった。
そこからまず敷き布団を買い。
寝袋から脱出。
夏用の掛け布団は割り当てられ過ごして
いた。
今度は寒くなってきたので毛布を買い。
しばらく過ごしていたが、いよいよ
ごまかしが効かなくなってきたのだ。
しかし、当たり前だが、布団は温かい。