キーキーと泣き怒る


まもなく1歳5ヶ月となる。
娘はしっかりと意思を伝えてくる。
ちゃんと伝わることが分かって、
自分の意志が伝えられることに
生き甲斐を感じているようでもある。


もはや聞こえなかったふりは効かず、
他に気を反らして誤摩化すことなど
不可能である。
そんなことをした日には怒りだす。


泣いて怒りだす。力一杯泣き出す。
耳がキーンとするくらい甲高い声で
ヒステリックに叫びだす。
思い通りにならないのは許せない
ようである。


そりゃもう凄いです。
いよいよ凄くなってきました。
手に負えなくなりつつあります。


きっと、わざと我がままを言っている
ところはあるのだと思う。分かって
困らせるようなことを要求してみて、
どこまで自分の我がままが通るか、
親がどういう反応をするかをしっかり
見ているんだと感じる。


子育てって、子どもを育てていると
いうよりは親のほうが育てられて
いるんだろうと、つくづく思います。


ここで、我がままを全部聞いても
いけないんだろうし、かといって
無視をしてもいけない。
どう冷静に根気よく向かい合って
話をして妥協したり要求を飲んだり、
その対応を見ているんだと思う。


もの凄く根気を鍛えられている。
きっと一貫性が大事だと思うので
ダメといったものが昨日と今日で
違ったらいけないと思う。


わざと怒らせようとしているけど、
こちらの怒るポイント。まあ怒りは
しなくてダメだと教えるくらいだけど
そのポイントがコロコロ変わっては
いけないんだと思う。


それにはこっちは常に頭を冷やして
おく冷静さと根気がいる。疲れてる
ときなんかは勘弁願いたいところで
ある。


けど、育てられているんだろうなぁ
と感じると、何となく納得もしつつ
自分を励ましつつ。
ヒステリックに叫ぶ娘から逃げない
ように。ひきつった笑顔で向かい合う。