除夜の鐘


いつもは9時すぎると眠くなって機嫌が
傾いてくる娘だが、今日は眠そうな目を
しながらも寝そうな雰囲気にならない娘。
大人たちの様子が違うのが分かるのか。


大晦日で奥さんの実家にお邪魔している。
奥さんの誕生日でもある。料理やケーキを
たらふく食べてお腹がいっぱい。
娘もケーキを一人分きちっと食べている。


この後、近くの観音寺へ初詣に行くのが
毎年の恒例なのだが、昨年は娘は途中で
寝てしまった。観音寺へ向かう途中で
起きるかと期待したが、寝たままだった。


今年は起きている。いつもなら眠くて
機嫌悪くなる時間なのに。


朝から雪が降ってたので外は寒い。
でも、夜になって止んでくれたのが幸い、
観音寺へ行ってみることにした。
寒いので娘は奥さんが抱っこしていく。


観音寺までの途中でもしかしたら寝て
しまうかと思ったら、起きていた。
そして、昨年は長蛇の列で断念した
除夜の鐘も娘と一緒に家族3人で撞く。
昨年とは大違いで空いていたのだ。


花火を間近で見ても大丈夫だっただけは
ある。間近で聞く除夜の鐘の大きな音にも
平気な娘。むしろ、興味津々でくぎ付け。
僕らが撞き終わった後も、他の人が撞いて
鳴り続ける鐘の方をずっと気にしていた。


親子3人で除夜の鐘が撞けてなんとなく
縁起が良い感じだ。その後、参拝もして
家路につく。まだ鳴り続ける除夜の鐘の
音が次第に小さくなっていくなか、途中で
娘は寝てしまった。やはり眠かったようだ。


お疲れさま。昨年に引き続き、娘一色の
わが家でしたが、来年もよろしく。
できたらお手柔らかにお願いします。