誕生日ケーキ


「はっぴばーすでー とぅーゆー」
お義母さんの誕生日でケーキがあったのだが、ケーキと
ロウソクを見ただけで察したようで、歌い出した娘。
「あける」
箱に付いていたロウソクの入った袋を取って差し出す。


ケーキに飛び付かずロウソクを開けると要求。
ロウソクを開けると次の段取りを催促。結局、誕生日の
CDを掛けたり、ロウソクに火を付けて部屋の電気を
消したりと、何となく娘の仕切りで進められてしまった。


ひと月くらい前の、自分の誕生日の時の段取りをしっかりと
覚えていたようだ。ちゃんと流れ通りに進めてくれた。


火を消して、部屋の電気を点るとロウソクも取り除いて
くれようとする。そんでもって
「たべる」


そうか、食べるために段取りを踏まないといけないと思い
仕切って進めてくれたようだ。賢いね。
ケーキを切り分ける間も待ちきれなくて、
「これ パパの」「これ みうみうのかな」
とか言いながら皿を分けてくれていました。


ケーキを食べたかったんだね。ペロッと自分の分を全部
食べちゃいました。ついでにパパとママのイチゴを
もらったりしながら。
お義母さん以上に大満足そうな娘でした。