世界にたいする愚痴


見知らぬ男が近付いて来たと思ったら、無言で子どもの頭に
刃物で襲いかかる。動機らしい動機はない。人を殺そうと
思っていた時に目に入った、ただそれだけだろう。


小さな子どもが事件や事故に巻き込まれる。それだけでも
いたたまれないのに、全くの理不尽。いきなり。たまたま。
あんなの親が近くに居たって防ぎようがない。


いったいなんであんなやつがいるんだ。この世の中に。
ふざけんな。命をなんだと思ってんだ。


この世に生を受け、一日一日、いろんなことを吸収しながら
成長していく、それだけでも奇蹟みたいなことなんだ。
命の営みは一日一日が奇蹟で、そんな訳分かんないことで
奪われるなんておかしすぎる。ばかじゃないんか。
こんなことがあって良いわけない。


危険な場所にいた訳じゃない。親も放っておいた訳じゃない。
親の目の前での犯行。けど防げるか、あんなの。
いきなり近付いて来たら無言で刃物を突き付けるなんて、
誰が想像できるのんだ。防ぎようがあるわけない。


けど、あの親は自分を責めちゃうんだろうか。そうかも
しれない。微塵も非が無くても責めちゃうだろうな。ひどい。
人間不信になりそうだ。近付いて来る人すべてを疑わなきゃ
いけないのか。そんな嫌な世界なんだろうか。


なんか世界が嫌になる事件がありました。
悲しさを通り越して嫌になりました。こんな世界が。


人間を疑いながら暮らす世界にはなって欲しくないのに。