聞こえてるか

興味深そうに、何か言いたそうにジッと見つめる息子。
「おぉ」
時折、こっちに向かって声を発する。


何か言いたいんだろうなぁ。何かなぁ。
文句じゃなさそうなんだけどなぁ。


「おぉ」
同じように返すと、何となく納得した感じである。
なんか確かめてるんかな。存在を。
あるいは自分の存在を確かめてるのかもしれないな。