断定の「だ」

イヌだー、ワンワンだねー。
ニャンニャンだねー。
あ、クマだー。ねー。
ミッフィーだ。ピョンピョンだねー。


なんて語りかけをしていたことは良いことでは
あるのだが、「〜だ」とか「〜だね」と言うことが
多いらしく、娘は「〜だ」というのが名詞の後に
付くものだと理解しているようだ。


「ねー」というのが同意を求める言葉だというのも
理解しているようで、ちゃんと使い方もあっている。
「ワンワン、ねー」なんて娘から言われるのも
立場が逆転したようで不思議なものがある。


さて問題なのは「〜だ」の方である。
使い方が分かっているだけに厄介なのだ。


娘は平ペッタイ丸いもの、センベイやコースターを
「パン」と言う。もちろんパンもパンと言う。
形が似ているからだろう。


さて、もう一つ「パン」と呼ぶものがある。
そう、その正体は「パンダ」なのだ。


「違うよー。パンダ。」いくら教えてもダメなのだ。
娘にとって最後の「だ」は断定の「だ」でしかない。
せいぜい「パンー」になるくらい。


どこがいけないの? という顔で見られて困って
しまうのだが、なんて説明をしたらいいのかが
分からない。違うとも言い切れないし。


「パン、ダ」と妙に強調したり、「パンダだねー」と
言ってはみているが、変な言い方と思われている
くらいで、「パンー、ねー」と諭されてしまう。
困ったもんだ。面白いけど。