遊園地デート

iMacの画面に表示された花火の写真。先日見に行った
ときに撮ったもの。ウェブにアップした写真だ。


「どわーん」
おもむろに娘が手をパーッと広げながら言い出した。
顔はニコニコ。声も弾んでいる。娘にとっては初めて
近くで観た花火。大音響で観た花火が楽しかったらしい。


そういえばテレビに花火が映ったときも喜んでいた。
よっぽどの良い想い出になっているようだ。


奥さんは小さい時は大音響が恐かったらしい。けど、
小さい頃の奥さんに外見はそっくりだが娘は違うようだ。
観ている最中も平然だったが、後になってからでも
あの大音響を嬉々として表現している。


さては、奥さんは全然ダメな絶叫マシンも娘ならば
平然と乗りこなすかもしれない。


奥さんがそんなんだから、僕はデートで遊園地とか
行かずじまいだったのだが、これは娘とは行けるかも。
案外好きなのだ、僕はああいう場所が。絶叫マシンも
回転しないと物足りないくらいに。


奥さんには荷物番でもしてもらって、娘と2人して
絶叫マシンをはしご。全てを乗り倒すくらいの勢いで。
そんなのも楽しそうだと妄想を膨らます。


とりあえず、この1メートルにも満たない身長を
どうにかしないといけないのだが。