クレヨンのミゾ

じょうず、じょうずと褒め過ぎなのかも
しれないが、娘はお絵描きが大好き。
親から見たら娘の絵は天才的に上手いの
だが、画伯をいい気にさせている。


まあ、それで更に上手くなれば素晴らしい。
もっともっと余計に褒めてしまう。


そんな娘のクレヨンはミゾがいっぱい。


クレヨンも進化していて、昔のクレヨンより
少し固め、ロウソクに近い手触り。周りに
紙なんて巻いてない。


そんなクレヨンの横を、爪で削っちゃうのだ。
削られたカスがぽろぽろ落ちるし、爪の中に
入ったクレヨンが取れないし、困ったもの。


本人もやってはいけないとは分かっている
ようなのだが、衝動が抑えられないようだ。


絶対ダメだよ、とクレヨンを出すときに
約束をするときは「はい」といい返事。
たぶん、本音なんだろう。その時は絶対
やるつもりはないのだろうが、なんかの
瞬間に抑えられなくなるようだ。


まあ、そのうち止めるだろうけどね。
どんどん可哀想な姿になるクレヨン。


逆に紙を巻いたらいいのかな。
今度はその紙を剥がしたくなるんだろうな。