コメントとトラックバックの使い分け

えっと、何だっけ。

そうトラックバックのことを書こうと思います。

そもそもコメントとトラックバックがあって、どうなのよって話ですよね。初心者にはよく分からんでしょう、使い方が。

簡単に言えば、コメントは筆者に対してで、トラックバックは第3者に対してのものではないかと思います。

さて、コメントは分かりますよね。記事ごとに付いた掲示板のようなもので、文字通り記事を読んで一言コメントを残すときに使います。

別にいいじゃないトラックバックなんて無くたって、という人も確かに居ます。コメントがあれば事が済むじゃない、と。

トラックバックをですね、「わたしの記事でリンクしちゃいました」っていうことのお知らせ機能としてだけ見ると、確かにいらない気がします。

コメント欄に「リンクしちゃいました」と書いて自分のアドレスを書いてこれば言い訳ですから。

けど、これじゃあ少し勿体ない。

まあ、はじめにこの機能を作った人の考えをよく調べたわけじゃないですが、きっと、ただのリンク事後承諾お知らせ機能としては考えていない気がします。

コメントというのは「記事を書いた人」と「コメントを残す人」の2者の間だけでのコミュニケーションですよね。基本的に。

もちろん第3者も見れるし、割り込めますが、「書いた人」に「共感します」、「コメントありがとう」というような2者間のやりとりが中心だと思います。

つまり、コメントは筆者に対する言葉だと思うのですね。

では、トラックバックはどうかというと、筆者も含めるのですが、第3者に対してここにも関連した記事がありますよという情報だと思うのです。

だからこそ、記事の書き出しも表示され、ちょうど検索エンジンの検索結果みたいじゃないですか?

だから、自分がブログを見て回っていて、面白い記事を見つけたとする。トラックバックに数字があったら、そこに似たような記事があると分かるのです。そこで、トラックバックをクリックすると、数字の数だけ他の記事のタイトルと概要が並ぶので、興味を引かれたら飛んでいけばいいのです。

面白い記事を見て、筆者に対して「面白いですね」と言葉をコメントに残しても良いですし、自分のブログに「こんな記事を見つけた」と引用することが出来ます。

このとき、トラックバックを送る事で、相手側にも関連したブログがあるという情報を残せるわけで、双方に繋がるわけです。

また、引用した記事を書いても、第3者には有用じゃないなと思ったらトラックバックを送らなければ良いですし、引用先の著者に知らせたければ、コメントに書くかメールを送れば良いのです。

だから、トラックバックをしておいて、コメントに「トラックバックしました」と書くのは少しくどい、というかメールを送っておいて、「メールは届きましたか?」と電話を掛けてるような感じがします。

あと、記事でリンクや引用をしていなくても、第3者に対して「関連した記事がこっちにありますよ」という情報を与える意味でトラックバックを送ってもいいと思います。

コメントは筆者に対してで、トラックバックは第3者に対してのものだと思うんです。

さて、ただですね、トラックバックを受けたけど、全然関係ないような記事から受ける時がたまにあります。困りますね。自分のブログを見に来た人でもっと情報が欲しいと思った人にも間違った情報が与えられる事になります。

僕の意見では、そういう時はブログの管理者が独断で削除しちゃっていいと思うんですね。検索サイトが検索結果の質を保つように、逆に削除するべきだと思います。

掲示板の管理者が不要な書き込みを削除する感覚で、トラックバックも管理するべきでしょうね。

さて、長々とトラックバックに思うところを書きましたが、ふと思ったのですが、ブログツールやブログサービスで始めた人でも、日々の自分のことを書く日記として使っている人にはトラックバックって使いにくいような気がします。

送るにしても受けるにしても、自分のために書いたような記事では第3者への情報にはなりにくいかな、といった印象です。とはいえ、使い方にちゃんとしたきまりがあるわけでもないので、好きなようにでも良いと思いますがね。

とはいえ、第3者の視点に立ってみると、トラックバックが何なのかが見えてくると思いますよ。後は使って身体で覚えてみましょう。