ほっけの開き

昨晩は関東を中心に地震があったが、ここ名古屋でも
少し揺れた。震度は1だったようだ。
そういえば、その1日前にも朝に揺れたらしい。
僕は気付かなかったが。


今年は台風に地震に、営業としては話題には事欠かない。
あまり歓迎したくはないが、やはり異常に感じるのは
みな共通らしい。


100年後には今よりも平均気温も台風直撃も増えるらしい。
いや、年々徐々に悪化するらしいが気付かないだけで、
100年後にははっきりと分かるというだけだ。
環境に優しくなかったツケを子孫に残してしまうわけだ。


ところで、後で思い出したのだが、昨日の夕方に変わった
雲を見た。写真をウェブにアップするようになって、
何気に空を見上げることが増えたのだが、綺麗な雲が
目に入った。


薄くオレンジに色づけられた空には、はっきりと
形を保った雲はなく、薄く全体に広がっている。
白いパレットにちょっぴりのオレンジ色の絵の具を置き、
水を多く含んだ絵筆でサーッと伸ばしたようだ。


しばらく眺めながら、少しの引っ掛かりを感じた。
サーッと引き伸ばした中に、一本交差して縦にスーッと
雲が通っている。背骨のようだ。あばら骨が横に何本も
張り出している背骨のよう。ほっけのような空。


考えたらあの魚は地震を予感して開きになったのかも
しれない。