今年の始め、親戚で不幸があり、はじめて「死」というものに
向き合った5歳の娘。
なんとなく「死」というものを理解した、そんな感じだった。
理解を超える、納得しきれない部分もあるようで、ときおり、
ふと「死」について話すことがあった。
死んだらどうなるのか、死ぬの嫌だな、どうして死ぬのか。
そんな最中。飼っていたウサギが死んだ。
表面的には理解しているようなところもあるが、奥底にある
死に対する恐怖や理不尽さ、悲しさなどが一気に襲っているようだ。
ときおり、シクシク泣きながら「死」のことを考えている。
特に寝る前なんか。
僕ぐらいになると、死に対しての恐怖は何にもないが、
5歳の娘にはそりゃ受け入れがたい存在でしょうねぇ。
なんだか可哀想だけど、仕方がないし、嘘言ってもしょうがないし。
ただただ、話を聞いてあげてる。
「みうみう 死ぬの嫌だなぁ」
大丈夫、まだまだ先だから。
「ママも死んじゃうの嫌だなぁ」
ママはまだ◯◯歳でしょ。80とか90歳まで生きれると思うよ、
今からだと、・・・・・・40,41,42,43,44,45・・・,67,68,69,70・・・
87,88,89,90、ね、まだまだでしょ。
「そっか。けど嫌だなぁ。」(シクシク泣きながら)
「死んだら、また赤ちゃんになるの?生まれ変わりって言うの?」
よく知ってるね。そうだよ。
「生まれ変わったら、また、みうみうって名前がいいなぁ」(シクシク)
「赤ちゃんになったら誰が育てるの?」
生まれ変わったパパとママかもよ。
「パパとママがいいなぁ」(シクシク)
「また、このお家がいいなぁ。お空から見て、ここに来ようっと」
「けど、赤ちゃんになるの嫌だなぁ」(シクシク)
「90歳になったら死んじゃうの?嫌だなぁ。」
100歳とか生きる人もいるから、病気とか怪我とかしないで
がんばろうね。
「みうみう、130歳まで生きたいなぁ」
なんか切なくなってきちゃいますよ。