のんきなのも考えもの

釣りをする人は短気な人のほうがむいているらしい。なかなか釣れないと、イライラしてきて仕掛けを変えたり、ポイントを変えたり、とにかく釣れるまでいろいろ試す。

気が長いと「もう少し待ってみようとと待ってしまう。
釣れなくてものんきに待ってしまい、結局釣れずじまいで家路につくことになる。

短気な人のほうがむかない気がしていたが、父親が釣り好きだったのも納得できる。やはり僕は釣りが苦手だった。僕と父親は気の長さでいえば正反対である。

先日、その気の長さがまた災いする出来事があった。

我が家のiMacには保存媒体がなかったけど、今までごまかしながらやってきた。けど、とうとう必要にかられ、買うことにした。迷いに迷い、CD-R/RWにした。

CD-R/RWはMOやFDに比べ書き込みに時間がかかると聞いていた。しかし、さすがに何時間もかかる訳じゃないだろうとバックアップを始めてみた。

ところが、全く終わらない。他事をやりながら待ってみた。
そのうち終わるだろうと気長に待った。せっかくここまで待ったのだからと……。

気付けば6時間、7時間、明日の朝までに終わるだろうか……。
するとデータの半分くらいで突如終了。原因が判らないまま違う方法でやり直した。

……10分で終わった。

気が短い父親を羨ましく思った。