帰ってきた2000円札

すでに製造は中止しているとのこと。
数ケ月前、タクシーのお釣りに2000円札があった。

製造中止のうえ、そのほとんどは日本銀行に眠っている。景気回復を狙ってのはずだったがだいたいが見ることがない。

ATM機なんかで使えないんだから誰も欲しがらない。嫌がる人が結構いたからお釣りでも出しにくく、お店の人もそのまま銀行に持っていくらしい。

出回ってないんだからATM機もお金をかけて作り替えない。一向に使えずじまいなわけだ。

そんなレアな2000円札も結局使ってしまった。切符は買えないし、自販機で缶コーヒーも買えない。

しかし財布に残ってるのが2000円札だけだと考えてしまう。両替したら缶コーヒーが何本買えるだろう?

給料日までの1週間、喉の渇きに気付かないふりをするか16.666…本の缶コーヒーを楽しむか。

結局コンビニで缶コーヒーに変わってしまった2000円札

しかし1万円を出すときには「大きいのしかないのですが」といえるが2000円札の時はなんと言えばいいのだろう。1万円と同じ位、嫌な顔をされそうで気がひけるのだが……。

今日、高速道路の料金所で4200円のお釣りなのに札が3枚だった。 思わずふたたび手元にきた2000円札をマジマジと見てしまった。