床暖房の実力


すっかりと寒くなってきた。
昨年の冬は石油ファンヒーターで過ごしたが、
今年は使わないようにすることにした。
取りあえずは。


石油ファンヒーターはすぐに熱風が出るので、
温まりはいいのだが、空気が悪くなる上に、
灯油を買ってこなくてはいけない。


そして何よりは、今年は床暖房がある。
3月に引越してきて、何回かは使ったが、
この冬は本格的に使う事にした。
夏に買ったエアコンもあるから、石油ファン
ヒーターがなくても何とかなるだろうと。


今年、この公団に引越して来たときに、
床暖房はすでに設備として準備されていて、
あとは契約すれば元栓をひねるだけで使える
ようになっていた。


始めは「床暖房なんて」と必要性は全く感じて
いなかったのだが、オプション設備の説明の
ときに、床暖房のメリットを聞いているうちに
欲しくなって、迷ったあげく契約してしまった。


使ってみても実感したのだが、床暖房の
メリットを紹介しよう。


1、空気を汚さない。
床下に循環しているお湯によって暖めるので
部屋の中の空気はまったく汚れないわけだ。


2、ホコリがたたない。
空気をファンなどで送らないので、ホコリが
たたないのだ。


3、足下から温まる。
暖かい空気は上へ上昇する。よく、頭だけが
暖かくなり、足下が寒いなんてことはあるが、
それがない。暖かさも身体に優しい。



引越し当時、奥さんが気管支を弱らせていて、
咳き込むことが多かったので、ホコリが
たたないことはポイントが高かった。
確か赤ちゃんにも安心、ということが書いて
あった気がする。
いま思えば契約して正解だった。


床暖房をつけて、すぐに暖かくはならない。
床を温めて、その熱で部屋全体の空気を
暖めるわけだから、それは当然であり
仕方がない。


しかし、ここ数日使ってみて実感したが、
足下が暖かいというのは凄く良い。
今まで床暖房というものを見くびっていた
かもしれない。


一度温まってしまうと、とても暖かいのだ。
頭がボーッとするような暖かさではなくて、
足下からポカポカ。心地よくて眠くなって
しまう。


エアコンも使ってみたが、温まり方が断然
違う。部屋全体を足下からまんべんなく
暖めるので、自然と暖かくなるのだ。
日射しが窓から差しこんで、ポカポカと
じんわり暖かくなるのに似てる。


この暖かさはクセになる。
赤ちゃんにとっても心地よい暖かさを
提供できるに違いない。


今年の冬は灯油を買いに走らなくても
良さそうだ。