目薬と鼻水


風呂上がり、毎週の恒例であるが、
奥さんは生協の注文表と睨みあっている。
計算機がわりのケータイを片手に。


その目の前で追い込み中の試験勉強を
始めてみるが、眠くなってきて頭への
入りが悪い。一生懸命に入れているが、
どこか水漏れしているようだ。


目もシバシバとしてきて、たまらない。
自分では見れないが充血してそうだ。
眠気ざましも兼ねて、目薬を点滴。


気持ち良くしみわたる。


眠さはあまり変わらないが、勉強を
再開してみる。頭への入りは変わらず
微妙だ。


目薬をさしてから、鼻水がすすり出て
きそうになる。
目と鼻がつながっているとも聞いた
ことはあるが、そのせいなのか?


奥さんが風邪をひいたのかと心配を
する。そんな感じじゃないのだが、
眠いのと試験勉強がぐるぐる頭の中を
駆回っているので、余計な言い合いを
したくない。素直に頂く。


終いにゃ、「そろそろ寝たほうが
いいんじゃ」と心配顔。


どうせ眠くて頭に入らないし、日記も
書きたいが、あまり奥さんに心配を
掛けてもと、素直に布団にもぐる。


風邪じゃないのに、と呟きながら。