穴の開いたボート


いよいよ手が付けれない程に散らかっている。
わが家のリビングは床よりもおもちゃや本の
ほうが多いのだが、このクリスマスシーズン
によってパワーアップ。


2つあるおもちゃの箱には到底収らない量の
おもちゃと本。それが散らかり放題だ。


奥さんは既に諦めぎみ。それも仕方がない、
片付けると気に食わないらしく、すぐに
全部出されてしまうのだ。娘によって。


手の届くところに置いておき、思い付いたら
すぐに遊んだり本を読んだりしたいらしい。
しかも、すぐに飽きて、次はこっち、次は
こっちと落ち着かない。


それでも僕は、この状態を当たり前としては
教育上にも良くないと、きれいな状態を
当たり前にしておかなくてはと、張り合って
散らかされた側から片付けていた。


一人暮らしの時の自分の部屋を棚に置いて。


しかし、根比べである。
散らかすのと片付けるの。どちらが勝つか。
穴の開いたボートから水を汲み出すくらい
大変ではあるのだが、負けられぬ。
もはや使命として日課にしていた。


が、さすがに挫けぎみ。
半端な量ではない。おもちゃ箱も倍は欲しい。
片付ける場所を考えるだけでも大変だ。
思わず、昨日と今日はサボってしまった。


けど、やらなきゃな。
すごいな、これ。
すごいな、みうちゃん。
まけないぞぉ・・・。