プレゼントの下見

来月末。12月29日に娘は2歳の誕生日を迎える。
ほんと早いもんだ。子どもの成長は。待った無しで
時が流れて行く。


さて、娘の誕生日だが、誕生日プレゼントが迷うところ。
少し前にはクリスマスがある。クリスマスにプレゼントが
あって、またプレゼントは良いのだが、出来たら少し違う
趣にしてみたい。


奥さんと話ながら、今の第一候補は「初の映画鑑賞」だ。


ちょうど娘の誕生日の翌日に、家から近い映画館が
小さな子ども連れのために映画館を貸し切る特別な日を
設けるらしいのだ。


定期的にあるらしい。怖くないように照明を少し残して
館内が真っ暗にならないようにして、他にも小さな子ども
ばかりなので、多少うるさくたってお互い様、という日だ。


その日の映画が、なんとMr.インクレディブルなのだ。
春くらいから何度も何度も予告編を観て、娘が大好きな
インクレディブルなのだ。こいつは良い。僕も観たい。


そんな折、試写会のチケットをもらった。それが今日
だったのだが、なんとMr.インクレディブルなのだ。
てことで娘には留守番をしてもらい、奥さんと二人で
誕生日プレゼントの下見をしてきた。


Mr.インクレディブルだが、全米ではピクサーとしては
前作のファインディング・ニモを超える勢いらしいが、
ちょっと疑っていたところはあった。今までのピクサー
作品では、おもちゃだったり、昆虫だったり、モンスター
だったり、お魚なんかがキャラクターで登場するが
今回は人間だ。


「元スーパーヒーロー」という部分はあるが、見た目には
普通の人間。来年のピクサー作品はクルマがキャラクター。
どうもMr.インクレディブルは少しキャラクター的に弱い
気がしてしまうが、ただ、娘はかなり気に入っているようだ。


内容は、予想以上に面白かった。製作総指揮はニモのときと
同じ人だが、ストーリーはより練られている感じで、僕は
ニモ以上だと感じた。その前のモンスターズ・インクに比べ、
ニモはストーリーが最重視で大人が見ても深い作品になった
気がしているのだが、Mr.インクレディブルはさらに超えた
気がする。


ただ、気になるのは、ニモ以上に前半が抑え気味なのだ。
後半はかなり痛快だが、前半で娘が飽きてしまわないかが
心配である。大人しく観ているだろうか。大画面の迫力に
見とれながら観てくれるといいのだが。


今回もエンドロールは凝っている。凝っていると言うか
まあ笑える。しかし、何回観ても面白そうな作品だ。
子どもよりも大人向けなところは多いかもしれないが、
娘の「初の映画鑑賞」としては申し分のない面白い
作品には違いない。




どうやら、Mr.インクレディブルの中に出てくる
ジャック・ジャックとういあかちゃんは、もうすぐ2歳
という設定らしい。ちょうど娘と同じくらいか。
そうりで似た恐さがあると思った(笑)