ないちゃったよ

娘は2歳になって、いろんなことが出来るようになってきた。
いろんな言葉も覚えて会話も出来るようになってきた。
とはいえ完璧ではない。


思うように出来ないこともある。伝わりきらないこともある。
やりたいのにやらせてもらえないこともある。ある程度
出来るようになったものだから、それが堪らなく悔しくて
納得がいかなくて泣いちゃう時がある。


泣いちゃう時はあっても仕方がない。そんな時はあるだろう。
こっちも何でダメかを話したり、何を言いたいかを何度も
聞いたりするが、ただ眠くてって時もある。それもまた
仕方がないことだ。


しばらくして泣きやむ。気がすんだのか、こっちが上手く
気をそらせることが出来たかして泣きやむ。


すると、たまに、自分で
「みうみう ないちゃった えんえーんって」
自分で振り返り、泣いちゃったのと、どうしても我慢が
出来なくて泣いちゃったのと教えてくれたりする。
いじらしいじゃないか。たしかに外出をしている時などに
泣くのを我慢しているときもがある。
泣くことを悪いことだと感じているのか。というよりは、
泣くとパパとママが困ってしまうことを感じ取っているようだ。


クスンといった表情で「ないちった」というので
「泣いちゃったねぇ。いいんだよ。大丈夫?」と聞くと、
「うん だいじょうぶ」もう大丈夫だと教えてくれる。
涙ぐみながら、もう大丈夫よ、てな感じだ。
自分の娘ながら感心してしまう。


泣かせてあげれる時は無防備に泣かせてあげたい。
このまま真っ直ぐに育って欲しいものだ。