映画「モンスター」


映画の鑑賞券が手元にある。仕事の関係で
手に入れたもの。期限があって、それが
いつのまにか今日までである。


ということで、先週に引き続いて奥さんの
実家に娘を預かってもらってしまって、
奥さんを連れて映画を観に出かけた。
そのうち娘に怒られそうな気がしている。


さて、鑑賞券を持った映画館はスクリーンが
1つだけ。つまり映画の選択の余地はない。
やっている映画は「Monster」。


R-15指定なので、誰にでも薦められる映画
ではないのだが、実話である。映画としても
淡々と結末に向かって進められていく。
どこか実況検分に基づく再現VTRな感じ。


2002年に死刑となった米国初の女性の
連続殺人犯アイリーン・ウォーノスの話だ。
彼女がどのように連続殺人犯となり、死刑を
宣告されるに至ったかを描いている。


連続殺人犯を演じるのは「世界で最も美しい
50人」にも選ばれるシャーリーズ・セロン
しかし、予告を見て、彼女と分からなかった。
映画を観ていても、その変貌ぶりは凄かった。


その彼女の役作りがアカデミー賞の最優秀
主演女優賞という形で評価され話題になったが、
それも頷けるなりきりぶりだ。


女性には連続殺人犯はいないと言われていたが、
最後には罪のない人まで殺すようになっていた
アイリーン・ウォーノス。不幸な環境や出会いが
あったことは否めないが許されることではない。


しかし、本当のモンスターは何だったのか。
ちょっと考えさせられるものはある。