星野仙一氏の講演会に行った


このような著名人の講演会というのは初めて。
仕事関係ではあるのだが、星野さんの話が聞けるのは
興味もあったので、楽しみに行ってきた。
そして、それは楽しかった。



星野さんは先日、阪神タイガースの監督に就任したのだが、
昨年までは中日ドラゴンズの監督だった。
この名古屋での講演は取りあえず今日が最後のようだ。
本当は今日の講演も断るところなのだが、
「一度約束をした事なので」
と星野さんらしい理由で忙しいなかでの講演。
明日は阪神タイガースのキャンプへ行くらしい。
「名古屋へのお分かれ会」とも言っていた。



話しは1時間弱だった。
とてもカリスマ性のある人で、実に面白い話しだった。
ウィットにも富んだ人でタイミング良く笑いを起こしていた。



大学主催の講演会で、若者に向けてのメッセージや
教育やリーダーシップ論といったところがテーマなのだが
大いに話は脱線し、阪神タイガースへ行った経緯の裏話など
へも及んだ。


ただ、核心に迫ると
「涙無しには語れない。真相は3年後に話します」
としていた。


非常に気になるが、それまでの話しでも結構話してくれたので
ある程度は察しがつく。
中日から横浜に移籍した(する羽目になった)中村選手のこと
などになると、報道の誤解を解くと、自分の事以上に熱心に
事の真相を話し、名誉を護ろうとしたあたりは感動したし、
恐らく星野さんにはそれ以上のゴタゴタがあっただろうと
想像できた。



しかし、この講演会。中日新聞が後援に付いている。
そんなに中日ドラゴンズ中日新聞の悪口を言っても
いいのだろうかと、こちらが心配してしまう。
かなり中日新聞からバッシングされているのは傷付いている
ようだ。
しかし、悪口といっても嫌な気分にさせられるものでは無かった。
これも星野さんらしいが、愛情も感じられた。



きっと大坂でも頑張ってくれることでしょう。
生で話しを聞き、皆から慕われ人気がある理由を垣間みた気がした。
とても粋な人だと思った。
敵になるとはいえ、また星野さんをテレビで見れるのは嬉しい事だ。