ベビーマッサージ


娘が生まれる前、妊娠中には奥さんはつわりと戦ったり
身体の変化と戦ったり、お腹の子どもと話したり
キックゲームをしたりと大変さと喜びがある。


対して男にとって妊娠中は間接的だ。子どもの存在は
常に奥さんを通して感じることになる。少し物足りなく
退屈である。


よって、その物足りなさから、僕は育児書なんかを
かなり読んだかもしれない。下手したら奥さんよりも
育児について詳しかったかもしれない。準備万全で
子どもを迎えたわけだ。


しかし、考えたら生まれてからは、ほとんど育児書
なんかは見ていないし、目の前の子どもに対処するので
必死で内容はあまり思い出さない。


結局、役に立ったのかどうか分からないが、少なくとも
喋れないうちから人格はしっかりあって、伝えたい事も
しっかりとあり、今まで想像していた赤ちゃんよりも
しっかりとした人間である事を想像することが出来た。


でも子どもは複雑なうえに千差万別、育児書に頼る
よりも目の前の子をしっかりと観察したほうが早い。


ベビーサインの本も読んだが、本に書いてあった
ベビーサインはほとんど使っていないし、教えようとも
しなかった。けどオリジナルで娘と一緒に編み出した
ジェスチャーを使ったりしている。


本を読んでいたことは、喋れない子どもでも身振り
手振りを使ってコミュニケーションを取りたいという
欲求と能力があると知る役には立っているかな。


同じく生まれる前にベビーマッサージの本を読んで
いるのだが、あまり実践はしていない。


風呂上がり、落ち着きのない娘に簡単にやってみた。
マッサージオイルとかはないし、服の上からと適当
なのだが、娘は気持ちいいのか、くすぐったいのか
ケタケタ笑いながらもおとなしくやられるままに
している。


ベビーマッサージは夜泣きや精神安定なんかにも
効果的なはずだったが、確かにその後はいつもより
おとなしめだった。効果があるのかな。


ところが寝る前の授乳のとき、いつもより気が散る
ようで、急に中断してゴニョゴニョ言いながら
ニタニタ笑ったりと、いつもと違う変なスイッチが
入っていた。


ベビーマッサージの効果だろうか。