娘のおじいちゃん


昨晩、テレビでやっていた映画「ベイブ 都会へ行く [DVD]」を
観ていたのですが、突然、隣りで観ていた娘が
何やら単語を繰り返している。


僕の腕時計を奪って何やら遊んでいたので、独り言かと
思っていたのですが、どうやら僕に何かを伝えたい様子。


けど、テレビを観ていたのでテキトーに「うん、そう」
などと返事をしていたけど、娘は相変わらず同じ単語を
繰り返している。僕が何て言っているか当てるまで
続けそうである。少しイライラしているようでもある。


よく聴く。いまいち分からない。いくつかハズレた後に、
「おじいちゃん?」と聞くと、「うん」。
おじいちゃんと言っていたらしい。
「おーじーちゃん、おーじーちゃん、おーじーちゃん」と。


テレビに出てきているのはブタを初めとした動物達。
おじいちゃんではない。たぶん、お義父さんのことを
言っているのだとは思うが、何を見て言っているのかが
まったく分からないが、娘は僕が答えを当てたことで
満足をしてしまった。結局、何故おじいちゃんなのかが
分からずじまい。


明けて、今朝。また、「おーじーちゃん」と言っている。
今度こそ、何を見て言っているのかが分かった。1冊の本。
三谷幸喜のありふれた生活3 大河な日日」である。
三谷幸喜のありふれた生活3  大河な日日


この本の表紙を見ている。
三谷幸喜のイラストだ。これをおじちゃんと・・・。
似てなくはない。


そういえば、昨日も一緒に座っていたソファーの上に
この本があった。昨日もこの本の表紙を見ておじいちゃんと
言っていたのか。


謎は解けたが、これはおじいちゃんじゃないよ、と教える
ことが出来ず。結局、三谷幸喜さんは娘のおじいちゃんの
ままです。