赤い手ぶくろ

「みて みて みて」
自己顕示欲が強い時期なようだ。
何でも自分でやりたがる2歳児。
大人の真似がしたい。それでもって
出来ると、見せたがるようだ。


それに親たちが甘いんだろう。
いや、甘いと言うか親バカだ。
着替えさせるたびに「可愛いねぇ」
と連発するからだろう。娘は完璧に
可愛いという単語を理解している。


可愛いと言うとニコーッと喜ぶ。
むしろ、服を着替えると可愛いと
言うまで「みて みて みて」と
訴えかけてくる。


最近のお気に入りは手ぶくろ。
嫌がって寒いのにしてくれないより
はるかに良いのだが、家の中でも
付けたがる。


落とさないように付いている、
首にかける紐に絡まってイライラ
しながらも付けている。


えらいもんで、本のページをめくる
時はちゃんと外しているが、その後に
「とれちった」と付けろと要求する。


機能は洗って濡れたままの手ぶくろを
はめたまま外そうとしなかった。


手ぶくろをしている姿を「可愛い〜」
と褒め過ぎただろうか。