一眼レフの楽しさ

絞りとか、ISOとか、F値とか、奥さんの話なんかを聞いて
なんとなくは分かったつもりではいた。
たしかに、言葉の意味や数字の違いは理解している。


ただ、自分の一眼レフを持って、パシャパシャと何枚も
シャッターを切っていると、言葉の意味が自分の中に
違う感覚で入り込んでくる。ようやく意味が頭ではなく
身体の中に入ってきた感じ。


なるほど、なるほど。そういうことか。
奥さんのカメラをちょこっと借りて、遠慮気味にシャッターを
押していた時には分からなかった一眼レフの面白さが
自分のカメラのファインダーを覗き、自由にシャッターを
押すたびにカメラから伝わってくる。


もう面白くて面白くてシャッターを押していると、
その面白さを感じとった娘にカメラを取られる。
娘もママのよりも軽い、こっちのカメラのほうがいいようだ。


しかし、まだ日の浅いカメラ、レンズを触んないかとか
どこかにぶつけないかとかヒヤヒヤで目が離せない。
しかし、それもまた楽しいひと時。