通話越し

食卓で、息子がなんか喋ってるので返事をすると、どうやら誰かと通話してるっぽい。なんか話してるけど、こっちにではなくて通話相手に向かってらしい。さっき、夕飯を食べ終わったのに、いつ通話に突入したか分からない。いつ通話を始めて、いつ終わるかが分からず唐突だ。

しかし、目の前に家族がいるのに、よく普通に始められるものだ。会話が聞かれることにもなんの躊躇いもないらしい。そんな光景が何ヶ月も続くと、こちらも慣れたもので、息子が誰かと通話してるっぽいけど、目の前で普通に家族同士で会話をする。最初こそ、向こうに聞こえるんじゃないか、などと気にしていたが、だんだん麻痺してくる。

ふと、息子の友達で、私の話にむっちゃウケる子がいるという。いや、会ったことない。だれ。どうやら通話してるときに聞こえてくる私の話に勝手にウケているようだ。

まてまて、たしかに気にしてなかったけど、聞こえてるなんて知らないぞ。しかもむっちゃウケてるとか。他の友達は何にも反応しないけど、一人だけむっちゃウケてると。なんで。

まさかそんなことになってるとは知らなかった。恥ずい。

けど、その子、会ってみたい。アイス奢ったげる。