おいしいお土産


日帰りでとなりの県なので、出社時間も
帰宅時間もいつもと変わらないのだが、
会社の規定では出張扱い。


気分的にも出張気分ではないのだが
帰りがけに思わずお土産を買ってしまう。
娘がよろこんで食べれそうかどうか、
それがお土産を選ぶ基準である。


娘がなかなかいい反応をするのだ。
箱を見ただけで、「あける たべる」と
食べ物とは分かるようだ。
包装紙も期待をそそるらしい。


開けると「おいしそー」。期待に目が
輝いている。中身を出してやると、
一口かじり「おいしー」と声を上げる。


いい子だ。まだ味わう前だろうに。
美味しさ以上に、みんなでこうして
テーブルについて一緒に食べるという
雰囲気が好きなんじゃないだろうか。


こんないい笑顔で「おいしい」と言われて
しまうと、次回も思わず買ってきてしまう
に違いない。