歯ぎしりと夢

ギリギリギリと僕は歯ぎしりをしているらしい。
奥さんの証言だけではなく、自分でも起きると奥歯が
痛かったりする。自覚症状のある歯ぎしりなんて
重傷だろう。


原因はストレスなんだろうなぁ、という自覚症状も
あるのだからよっぽどだ。来週、健康診断がある。
以前にストレスからドロドロ血になったことがある。
何となく今回も嫌な感じだ。


ストレスをどうにかする方法はないだろうか。
なんとか解消をしなくてはいけない気がしている。


嫌な夢を良く見る。特に最近。これもストレスか。
内容を良くは覚えていないが、嫌な夢で目が覚めて、
身体がこわ張っているのと奥歯が痛いのに気付く。
寝不足な感じはないが、寝起きの身体はボロボロだ。


今日見た夢は、奥さんと二人でどこか異国の小さな村に
行っていた。人の良さそうな村人ばかりでひっそりと
暮らしている。園芸品を売る市場のようなものが
あった。


僕は変わった花を見つける。まだつぼみで、開花
していない。奥さんに見せに行く。匂いを嗅いで
少し変わっているが良い匂いだという。


僕も嗅ぐが、よく分からない。まだつぼみなので
匂いは微かなのだろう。更に鼻を近付ける。


不意に足が痛い。奥さんが僕の足を踏んでいる。
冗談かと思い、痛いよと言うが、真剣な顔をして
足を踏んでいる。顔は僕を見ている。力づくで足を
抜こうとするが渾身の力でも足が抜けない。痛さに
我慢ができなくなり、反対の足で奥さんの足を蹴り
離そうとする。


そのとき、もう足の痛みは最高潮。持っていた花を
落としてしまった。放り投げるように。僕も痛さで
地面に倒れこんだ。痛む足を見ると、奥さんが目に
入ってきた。


少し離れた位置から僕の方を不安そうに、恐怖の色を
目に浮かべながら見ている。僕は自分の痛む足を
もう一度見ると、足の甲には反対の足の足跡が
くっきりと残っている。


自分で自分の足を踏み、痛い痛いと言いながら倒れ、
手にした花を放り投げて正気に戻ったらしい。
幻覚でも見ていたのだろうか。



・・・なんて夢でした。


思い出すだけで肩が凝ってきた。なんて疲れる夢。
こんな感じで毎日目覚めております。冷静に考えたら
ヤバイよなぁ。これは。