娘とネコ

久しぶりに僕の実家に行ってみる。そんなに遠いわけでは
ないのだが、休みも合わなかったりで久しぶりだ。
いつものように僕の妹と、2人の娘も一緒。


女の子が3人集まって賑やかなのだが、来る度に娘が成長を
しているので、遊びのレベルが上がっているのが分かる。
面白さと冷や冷や具合が上がっている。


それとは別に、ネコが2匹いる。娘はネコにも興味が深々だ。
嫌がるネコを追いかけている。


嫌がるネコが物陰に隠れる。それでもしつこい娘。
ネコに鳴いてほしいらしい。ニャーと。


ネコは本気で嫌がり、手でけん制。物陰からシャーッと。


さいわいツメは出ていなかったが、娘の手をかすったよう。
「ちょん て」
娘はちょんと触られたとしか思っていないようだが
親としては冷や冷や。娘を無理やり引き離す。


それでも、その後もネコを追いかけている。嫌がるネコ。
気にしない娘。珍しいとはいえ、しつこいですね。


家に帰って見ると、顔に少し引っ掻き傷が。
知らないうちにやられたらしい。あらら。


そういえば、思い返せばビックリした娘の顔を思い出す。
あの時かな、と思い当たる節がある。


それでも全然懲りない娘。
「しゃー て」「いたいよ」


痛かったんじゃん。
それでも帰りがけは離れがたかったようで全く懲りていない。
むしろ遊んでもらったぐらいに思っているようで。


僕にシャーッ、シャーッてやるのは止めて。