ハロウィンって


もうすぐハロウィンですね。
生まれてこのかた、ハロウィンをこれほど意識したのは
今年が初めてです。今までハロウィンなんて外国のお祭りで
自分には全く無縁なものだとは思っていたのです。


ハロウィンというのは日本で言えば「お盆」みたいな
もので、10月31日の一日だけのお祭りということさえ
初めて知りました。


娘がカボチャ頭を見ては「ハロウィン、ハロウィン」
または「ジャック、ジャック」なのです。ディズニー・
ストアに行くとハロウィン気分で大騒ぎなのです。


いま、そのカボチャ大王のジャックが出てくる映画
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のデジタル
リマスター版が劇場で公開中ですが、すべてはここから
始まってしまったのです。


このリマスター版公開の予告をディズニーのビデオか
なんかで観たときに、娘は「こわいねー」と画面を
指差していたのです。本当に恐そうながらも少し笑顔で
目を輝かせていたり。


恐いもの見たさなのか、大人の反応が面白いのか。
サメとかトイ・ストーリーのザーク(悪役)とかの
恐そうなのが好きなんですよね。


こんなん好きなんかもねー。なんてウェブで予告編を
見つけたら、「もっかい? もっかい?」と何度も
リピート。思わずレンタル屋でリマスター前のものを
借りてきてみた。


それが決定打か。


そのときは、スティッチ病の対策として気を逸らすのに
借りてきたのだが、最初はまあまあの反応程度。
それが1週間経って返す頃には夢中になりつつ。


全編に歌が多いのも娘の心を掴んだようで、その歌を
覚えだす始末。まあ、そんなにならと、親バカは
DVDの購入を考えだすほどだ。


しかし、今年になってどんだけDVDを買ってるのやら。
当然ほとんどが娘のものばかりだが。


けど、いま売っているDVDは10年前に劇場公開された
もので、デジタルリマスターされたものじゃない。
どうせなら新しいのが欲しいじゃないですか。今が
劇場公開だとDVDが出るのはいつだろう?
娘は待ってくれるだろうか。


しかし、レンタル屋に返却後に、日ごとつのる娘の
「ジャック、みる」攻撃。心が痛い。歌も歌える。
どこかでカボチャ頭、もしくはジャックそのものを
見掛けたときは輝いた目で「ジャック!」。


終いには「ジャックあいたいなー」なんてつぶやく
ことまでし出しました。この言葉は親には痛い。


でも、どうせならリマスター版が欲しい。なんとか
引き伸ばせないかと「本」を買ってみた。映画の写真が
ふんだんに使った本。迷ったが、写真も字も多い、
3〜6歳用の本にしてみた。2歳からのもあったが、
より長持ちがしそうな方を選んだ。


しばらくは、それを満足げに見ていた。結構ヒットだ。
ところが今度は登場キャラを覚える手助けにもなった
ようで、ジャック、サリー、ブギー、ショック、バレル
娘の口からキャラクター名のオンパレード。
1歳のくせにハロウィン、ハロウィン言うし。


しかも本では誤魔化しがきかなくなり、奥さんが
泣く泣くDVDを買ってきてくれました。


リマスター版のことは忘れるようにします。
ハロウィンって、現代では死者を弔うというよりは
子どもが主役のお祭りなんですね。


トリック・オア・トリート!
(お菓子をくれないといたずらするよ)